本公演は終了いたしました。
大勢のお客様にご来場いただきありがとうございました。
次回の シリーズ 珠玉のカナダ戯曲 #4 にご期待下さい。
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・・手始めに、お互い何か本当のことを話してみない?
「愛するためには、相手に何もかも本当のところを曝け出さなきゃいけない」って誰かが言ってたもの
あなたから始めて?・・・・
キャロル・フレシェットの作品を取上げるのは今回が2回目となります。文明社会における喪失感をテーマに書く彼女の数々の戯曲のうち平成18年のサイスタジオ公演として上演した『ヘレンの首飾り』は都会に住む女性の孤独、アイデンティティの喪失を戦火で荒れた中東の地を舞台に描きました。今回は33階のワンルームに独り住む女と、20ドル札にしか興味を示さない男とで、現代社会における愛の喪失を問い詰めます。作品構成はベアトリスの問いに答えてジョンが語る寓話的な「お話し」から始まり、聞き逃せない数々のセリフ、セリフの裏側にある真実、力量ある俳優でなければ演じられない緻密な会話劇です。彼女の作品はシリアスな状況を描きながら、ラストシーンでは仄かな希望を見出すことができるので私は好きなのですが、この舞台の演出家はラストシーンをどんな風に創るのでしょう。エレベーターの壊れた33階でりんごを齧っている女、ドアーにノックの音「どなた?」ここからこの舞台は始まります。今回は二人の演出家により二通りの作品に仕上げてみました。それぞれの解釈が舞台をどのように創るのか?差異を観ていただけると上演に対する面白さが倍加されるのではないかと思います。 |
- サイスタジオ主宰 吉田 悦子 -
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